突然の旅人

大した話はない黒坂修のアホ旅日記

テラスの喜び

ついに、自分のテテテッ‥テラスを所有したのである。2019年初更新は自慢話がベースとなることをお断りしておく。 

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マンション1階部屋のテラスは約40㎡と広めであり、奥の共用部植え込みスペースを合わせると60㎡を超えるのである。

知人たちに「バーベキューとかもできるんだぜ」と宣伝してきたが、残念ながら今のところ誰からも具体的計画は持ち込まれてはいない。……しかし、やったらやったで後日近隣からの文句になるのかもしれない。それでも、「バーベキューをやってはいけない」とは見たことも聞いたこともないので俺はその手の文句は相手にしない。マンション住人のネット掲示板を読んでいると、子供が走ったとか、騒いだとか、一時駐車をやめろとか、エントランスでたむろしたとか、どうしてそこまで他人の振る舞いに細かく文句を言うやつが多いのだろう、と感心する。管理組合総会では、自転車を住戸の玄関前ポーチに置くな、となったとの議事録を読んでから、俺は自転車をポーチから敢えて公共廊下ぎりぎりにまで出している。

早く煙モクモクで酒盛りバーベキューをやりたいものである。

ガキの頃から集団の中で俺はずっとこういう質だったような気がする。

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毎朝、寒さをこらえて手前の椅子に座ってぼーっとする。休日は朝飯や昼飯もここで食べることが多く、その後ボーっとする。俺はぼーっとすると、嫌な奴をやっつけているところを自然と空想していたり、概してろくなことを考えないような気がするが、このテラスでは不思議とそっちに行かない。少しずつ揃えてきた植物を眺めながら、…これまでいろいろなことがあって今ここに至ったんだなぁ…、とか、何で60にもなったのにここまで何も変わらないのだろう…、とか、俺はこんな見知らぬところで何をしているんだろう…、とか、これからどうしていこうか…、などなど、やや大局的な見地で自分を見つめる思いが沸き上がってきたりもする。

たぶん、ぼーっとした時の漠然としたそんな思いが何かへ向かっていく始まりになる。俺は60年かかってようやくそんな場所を手に入れた。

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最近、冬の鉢花として人気の「クリスマスローズ」。日照不足でも植物が元気に育つという肥料「ALA」を与えたところ素晴らしく勢いづいた。

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右は冬剪定後のバラであり、5月には50~70㎝ほどの丈になって、赤や黄色やピンクの花盛りとなるはずだ。オリーブ3本と「シマトネリコ」は常緑樹。「ヒメシャラ」と「いろはもみじ」、「ニシキギコンバクタ」は秋の紅葉が楽しみである。